みなさんこんにちは。
東京都世田谷区を拠点に電気工事を手掛けております株式会社レックです。
今年も早いもので残すところわずかとなりましたね。
30歳を超えたあたりから1年間の過ぎるスピードが倍くらい早く感じます。笑
ここ最近続けてご依頼があったのがオフィスのレイアウト変更に伴う電源の移設工事でした。
オフィスの電気設備は、日々の業務では気づきにくいものの、年末にかけてトラブルが発生しやすい時期でもあります。特に12月は繁忙期に伴い、コピー機・PC・空調・照明など電気使用量が増えるため、負荷が集中しやすくなります。
もし年末にブレーカーが落ちたり、照明が一部消えたりすると、業務に大きな支障をきたすだけでなく、復旧に時間がかかる場合もあります。
今回は、「年末の電気トラブルを防ぐ」をテーマに、オフィスにお勤めの方が今のうちに見直すべきポイントや、改善工事の考え方を書いていきたいと思います。
1. 年末にトラブルが起きやすい電気設備とは
年末に電気トラブルが増える主な理由は、次の要素が重なるためです。
・デスク機器の増加(イレギュラーな増員やイベント対応など)
・照明・空調の長時間稼働(繁忙期により通常より長くなる)
・同時に高出力機器を使用する機会が増える(足元ヒーター使用など)
・老朽化設備が限界を迎えやすい時期
特に次の設備はトラブルが多く発生します。
● ブレーカー(過電流・経年劣化)
多くのオフィスで「突然ブレーカーが落ちる」という相談が増えるのが11~12月です。
原因の多くは 回路の容量オーバー、もしくは 長年使用したブレーカーの劣化 によるものです。
● コンセント周りの焼損・接触不良
テーブルタップでの「またづけ・たこ足」が増え、負荷が集中してしまうケースが多発します。
最悪の場合、発熱やショートにつながることもあります。
● 照明設備(蛍光灯・安定器)
特に蛍光灯を使用しているオフィスでは、年末に安定器の故障が見つかることが多く、点滅や明るさの低下といった症状が現れます。
● LAN・OA機器の電源周り
オフィスの通信量が増えることで、LANハブの電源や弱電設備に負荷がかかることもあります。
こうしたトラブルは 事前点検で8割防げる と言われています。
次項では、その見極め方を解説します。
2. 老朽化した配線・ブレーカーの見極め方
電気設備は見た目では判断しづらい部分が多いですが、以下のようなサインがあれば老朽化の可能性が高いです。ご自宅やオフィスの状況を確認するようにしましょう。
● ブレーカーの劣化サイン
以前より落ちやすくなった
使用機器が変わっていないのに頻繁に遮断する
ブレーカー付近に焦げたような臭い
ブレーカーの寿命は 15〜20年程度 とされており、オフィスの移転・改装時から一度も交換していないまま使い続けているケースは非常に多いです。
ブレーカーに製造年月日が記載されているものもありますので一度確認されるといいかもしれません。
また、頻繁にブレーカーが落ちるということはブレーカーの経年劣化以外にも大きな問題が発生している可能性もありますので、その際は電気工事業者・管理会社に相談することをお勧めします。
● 配線の劣化サイン
コンセントが熱を持つ
プラグが奥まで入らない
コンセント周りが変色している
特に、ご自身でレイアウト変更・機器の増設を繰り返したオフィスでは「延長コードで補っている状態」が長期間放置されていることも多く、想定以上の負荷が配線にかかっていることがあります。
我々の工事の際にも年代物の延長コードをよく見かけます。
デスクの下はなかなか見ることもないと思いますので、年末の大掃除の際に確認されてはいかがでしょうか。
● 照明の劣化サイン
明るさが不均一
点滅する・ちらつく
電源投入時に一度暗くなる
これらは蛍光灯だけでなく、LED照明でも起こりうる現象です。
コンセント周辺とは違い、照明器具の外から確認することは難しい為、
もし上記に一つでも当てはまるようであれば、早めの点検をおすすめします。
3. 事故を防ぐための最低限の改善工事
電気設備のトラブルは、放置すると漏電・発火といった重大事故につながる恐れがあります。
年末の繁忙期を迎える前に、最低限確認しておきたい改善工事は以下の通りです。

① コンセント増設・回路増設
「たこ足配線」が当たり前になっているオフィスは要注意です。
専用回路の増設 を行うことで、PC・複合機などの高負荷機器を安全に使用できます。
また、たこ足配線の場合そもそもの回路の許容電流をオーバーしていることもあります。
機器増設やレイアウト変更の際には見直しをしたほうがいいかもしれません。
② 分電盤(ブレーカー)の交換
20年以上経過している場合は交換が推奨されます。
新しいブレーカーは漏電遮断機能・過電流保護などが強化され、安全性も大幅に向上しています。
③ 照明設備の交換
蛍光灯の安定器が故障すると照明全体が使えなくなったり、ちらついたりすることがあります。安定器交換や LED の全面更新で、同時に省エネ対策にもつながります。
また現在の蛍光灯は2027年に製造が終了となる為、今後修理部品や新たな蛍光灯管は入手が困難になってきます。
早めのLED器具への交換をお勧めします。
④ 配線の整理・引き直し
配線が複雑化したオフィスでは、火災リスクが高まります。
オフィスの移転やレイアウト変更に合わせて配線を整備することで、安全性が大幅に向上します。
4. 省エネ・LED化で電気代を削減する方法
年末のタイミングで見直したいポイントが「照明の省エネ対策」です。
● LED化のメリット
消費電力が約40〜60%削減
交換頻度が減る(寿命が約4~10倍)
明るさの均一化で作業効率が上がる
安定器不要のため故障リスクが低い
特にオフィス全体の照明をLEDに切り替えるだけで、年間数十万円の電気代削減につながったケースも多くあります。
寿命に関しても1日8~10時間の使用で10年以上持つようになっており管理の負担も大幅に軽減されます。
またトイレや倉庫など比較的使用頻度の低い場所では人感センサーの活用することにより
更なる省エネ効果が期待できます。
電気料金高騰している中、オフィスの省エネ化は設備投資の費用対効果が高いため、年末や次年度の予算調整にも適した改善工事と言えます。
5. 年末繁忙期でも頼める工事会社の選び方
年末は電気工事業者が最も混み合う時期です。
そのため、以下のポイントを押さえて業者を選ぶと、スムーズに工事を進められます。
① オフィスの電気工事に慣れているか
オフィスは配線量・機器数が多く、一般住宅より複雑です。
回路設計やOAフロア内の配線に対応できる業者を選びましょう。
② 見積もりが明確で説明が丁寧
「なぜこの工事が必要なのか」
「どの回路にどれぐらいの負荷がかかっているのか」
を説明してくれる業者は信頼性が高いです。
また現在使用している電灯盤の空き回路数によってはブレーカーの増設が必要になることもあります。
③ 夜間・休日工事に対応しているか
オフィス工事は業務時間に影響が出るため、夜間・休日対応は重要です。
現地調査・お見積りの段階からオフィスの稼働時間外に対応可能か事前に確認しましょう。
6. 急な電気工事トラブルへの対処法
年末に起こりがちな急なトラブルの対処法を整理します。
● ブレーカーが落ちたら
使用機器を一度すべてオフにする
ブレーカーを上げる
一つずつ機器を再投入し、どこで落ちるかを確認
同じ回路に高負荷機器が集中している場合は、回路分けが必要です。
● 照明が一斉に点かない
照明系統全体の故障の可能性があります。
蛍光灯の交換だけで解決しない場合は、安定器・ドライバの点検が必要です。
● コンセントが焦げ臭い
緊急性が高い事象です。使用を中止し、すぐに点検依頼をしてください。
焦げ臭い状態は漏電やショートの前兆で、最も危険です。
6. 早めに工事を依頼するメリット
年末の電気工事は、11月後半から予約が埋まり始めます。
早めの依頼には以下のメリットがあります。
希望日程で工事を予約できる
トラブル発生前に予防できる
複数の見積もりを比較できる
予算消化にも使いやすい
レイアウト変更など他業者との調整がしやすい
特に電気工事は、見えない部分の改善が多く、後回しにされがちですが、業務効率と安全性に直結しています。
年末に近づくほど「間に合わない」「どこも予約が埋まっている」という状況になりやすいため、早めの相談が安心です。
まとめ
年末は電気設備トラブルが起こりやすい時期であり、オフィスの生産性に影響が出やすいタイミングです。
この記事で紹介したポイントを参考に、今のうちから設備の点検・改善工事を進めておくことで、安心して新年を迎えることができます。
配線・ブレーカーの老朽化点検
コンセント・回路増設
LED化や省エネ対策
夜間・休日工事に対応できる工事会社の選定
我々株式会社レックでは、オフィス・店舗の電気設備改修工事をおよそ30年間手掛けてまいりました。その知識・経験を活かし、会社などで総務や設備担当をされている方や電気のことが全く分からないからなんか不安だなと感じたことがある方など、電気でお困りな方々周辺の電気設備の安全性を向上させるお手伝いをさせていただければと考えております。
「最近ブレーカーがよく落ちる」「設備更新のタイミングを知りたい」など、気になることがあればお気軽に弊社までご相談ください。

